前回お話した合コンでのリアルストーリー「あなたならどうする?」。

この悲劇の本質は「好意を持った女性に相手にされなかった事」ではない。

悲劇の本質は、「U本人がその現実を受け入れてしまっている事」だ。

「どうせダメだから当たって砕ける」
「想いは伝えたから満足」
「やれるだけの事はやった」


確かにそうだろう。
でも、それって自己満足じゃないの。

俺はそんな悲しい予定調和で満足できるほど人間が出来てない。
どうせなら結果が欲しい。
どうせなら「好き」と言わせたい。
どうせなら「今日は帰らない」と言わせたい。

そのために必要なのが「ゴールと地図」

そもそもUの必死のアプローチは、どこをゴールにしてたんだろうか?

好意を感じてもらう事?
再会の約束?
連絡先の交換?

横で聞いていた俺には「好きです」アピールを延々とやってるようにしか聞こえなかった。

その先、つまり「ゴール」が分からない。

熱意は感じた。
でも敢えて冷たい言い方をすれば、自分の感情を放出してるだけ。

そもそも初対面ですぐさま、というのも
「あなたの容姿が好きなんです」
と言われているようにしか受け取れないだろ。
…美人さんて、そういうのに慣れてて響かない事が多いが…。

ゴールが分からない。
ゴールが分からないから地図の描きようがない。
地図がないから出たとこ勝負。

ハッピーなゴールを示す恋愛地図。
俺は基本的にこう考えている。

恋愛は男と女の心のバランス(平常心)の崩しあい。
まず相手の気を引きつけ、次にグラつかせ、最後に傾いてからの 「好きです」。

相手がバランス、平常心を保ってるうちは無理はしない。
逆にバランスさえ崩すことができれば、どんな美女でも落とせる可能性はある。

初対面での「好きです」が有効なのは
瞬時に女性の気を引きつける事ができるイケメンなど恋愛強者だけだろう。
気を引きつけられるから「好きです」で一気にバランスを崩すことが出来る。
とてもブサメンに有利な恋愛戦略とは思えない。

ブサイク男は、まず、相手女性の気を引きつけること。

ただし。

外見、第一印象でハンデを背負ってるぶん、ちょっとしたコツは知っていた方がいい。

という訳で次はブサイク男が女性の気を引きつけるコツについて。