ブサイクがモテる4ステップ、
1. 出会いを増やす方法
2. 第一印象操作
ときて、ここからステップ3. ブサイク男の恋愛必勝戦略。

ポイントはギャップの意図的発現。

少し長くなるけど、ブサイクがモテる方法 4ステップハーレムの肝となるパートなので、
お付き合いいただければ幸いだ。


ブサイクでもモテる、その実証過程の中で気付いた事がある。

その一つが「ゴールと地図」

これを意識するとしないとでは恋の結末に格段の差がでる。

実例を一つ紹介する。

出会いを増やす方法によって友人達と合コン相互開催条約を結んだ俺は、
出会いの爆発的増加を目指し合コンを早々に企画した。

当日、会場の個室居酒屋に行ってみると、女子の中にずば抜けた、
ほんとハイレベルの美人さんが1人いた。

「マジでかっ!」

俺には男連中の魂の叫び、いや獣達の咆哮が聞こえたような気がした。

「間違いない、今夜の合コンは荒れる…。」
俺は嫌な胸騒ぎを覚えた。

まずは合コンで重要な席選び。
幹事の俺はオーダーしやすい通路側の端の席に座らざるを得ない。
例の美人さんは壁側の端、俺から一番遠い対角線上の席をチョイス。
美人さんの正面をいち早くキープしたのは、当時俺とモテなさを競っていた
モアイの像顔の友人Uだった。

乾杯ドリンクのオーダーを通しつつバカボンのパパ顔の俺は祈った。

「U、気持ちは分かるが無茶はするな。そいつはお前一人の手に負える相手じゃない。
だけど全く手を出さないのもダメだ。適度に場を暖めといてくれ、
後から参戦する俺のために!」

そして乾杯から自己紹介へ。
するとUが美人さんに質問の雨を降らせ始めた。
他の女子の自己紹介の時は何も言わなかったくせに。

開始早々の「俺、あなたの事が気に入ってます」アピール。
俺の嫌な胸騒ぎは的中した…

「U、早い、早すぎるぞ!しかも露骨だっ!他の女子が苦笑ってるじゃないかっ!」
俺は心のなかで舌打ちした。

その時俺は思い出した。Uが極度な美人好きなのを…

「まぁまだ序盤戦。他の男3人で強力すればこの場は立て直せる。焦るなよ、俺。」

しかし勢いづいたUは止まらない。
その後も美人さんに集中トークをかましている。
美人さんは単に優しいのか、仕方がないと諦めてるのか、何となくUの話を聞いてる。

俺が軌道修正を図ろうと皆で盛り上がれる話題を振ってもスルーするU。
俺は場の雰囲気を全く考えないUに怒りすら覚えつつ、
しかし一方でちょっとした感動を覚えた。

「俺、あそこまでストレートに迫れないな。
ひょっとしてこの熱意が美人さんの心を動かしたりして…。」

結局、俺は他の女子3名を盛り上げる事に集中して合コンは終わった。

果たしてUの想いは美人さんの心を動かす事が出来たのか?

結果は

………

どアウト。

連絡先すら教えてもらえなかった。

理想のタイプと出会い、当たって砕けたU。
さめ、次に会える保証のない合コン、理想のタイプを前にあなたならどうしただろうか?

俺ならこうしたのに…次回はブサイク男の恋愛戦略を実例にて。